現代日本画壇を代表する作家・能島和明（のうじま かずあき）の2012年度日本芸術院賞授賞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の記念展を開催いたします。

 能島和明は一貫して東北の自然や伝統芸能をテーマに創作活動を続けており、純朴で温かく、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし奥底に東北人の強い意志と情念を感じさせる独特の作風は、多くのファンをひきつけて　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　やみません。河北文化賞を受賞した日本画家の父康明氏の薫陶を受けて、幼いころから絵筆を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　手にし、１４歳で河北美術展に、１９歳で日展にそれぞれ初入選するという快挙を遂げました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さらに昭和３７年には奥田元宗氏に師事して画域を広げ、しっかりとその地歩を固めました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　現在、日展理事、河北美術展顧問等を務めております。

　本展では第４１回日展文部科学大臣賞受賞作「敦盛」を中心に黒川能をテーマにした大作３点、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　日展出品作３点、その他近作の小品、スケッチなど約３０点を一堂に展示いたします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いずれも氏の感性が伝わる素晴らしい作品です。多くの方にご高覧いただきたく存じます。

●能島先生の在館予定

　５月２８日(火)、７月１４(日)、２８日(日)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　＊時間、その他の予定につきましては、美術館にお問い合わせください。　

◆関連イベント◆

　　ギャラリートーク　　７月１４日(日)　　午後２時より　　＊予約不要、参加費は入館料のみです。

 

                                                     「敦　盛（黒川能）」2009年 第41回日展 文部科学大臣賞

  

 

 

                                  　                        「く　れ　る」1993年 第25回日展

 

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「彼岸の華」1995年 第27回日展

 

 

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「黒川能（羽　衣）」2007年 第39回日展

 

 

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「黒川能（杜　若）」2011年 第43回日展

 

 

 

                                                            「鐘　巻（黒川能）」2012年 第44回日展 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2012年度 日本芸術院賞

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊参考掲載　本展での展示はございません